香港の三つの旅行団計70余人が同日午前日本に向けて出発した。それぞれ沖縄と北海道を観光する。マグニチュード(M)9の強い地震が起きた後、香港から日本に向かう最初の観光ツアーとなる。
三つの旅行団は、日本観光を中心に扱う香港の二つの旅行社が主催しており、日本政府観光局(JNTO)香港事務所の田口一成所長が空港で団員に記念品を贈り、日本への支援に感謝した。
ある団員はこう語った。一家4人は早くから日本に遊びにいくことを計画していた。がっかりしたくないし、北海道は福島から遠く、そう心配しなくてよい。それに観光に行くことで日本を精神的に応援したい。
特区政府が日本の大部分の地域への渡航警告を続けていることについて、香港縦横旅行社の業務マネジャー袁愷瑩氏は次のように語った。日本政府から安全の保証が得られたので旅行団の派遣を再開した。同時に保険条項によると、出発の4日前に現地でM5以上の地震が発生し、行程に影響がでた場合は、旅行費用が全額払い戻される。また添乗員が毎日団員に原発事故と地震の最新情報を伝える。
業界の予測によると、復活祭休暇中(4月22日から25日)の日本への旅行団は例年の半分に減るとみられる。およそ30から40組あり、現在数百人が申し込んでいるが、復活祭期間中の売上高は昨年同期より3ないし4割減少する見通しだという。
(新華網日本語=中国通信社)