この10年間、日本では、首相が次から次へと変わった。ただ一人だけ、5年半も在任し、辞めさせられるのではなく、自ら自主的に辞任した人物がいる。その人物は、誰もがよく知っているここと思うが、「小泉純一郎」である。
小泉元首相は、かなり個性的な人である。3人の息子をもうけたが、認知したのは2人だけだ。三男がまだ母親の胎内にいた妊娠5ヶ月目の時、小泉氏は妻の宮本佳代子さんと離婚した。離婚の後、妻は再婚することなく、その三男を一人で生み、一人で育てた。だが、小泉氏は、現在に至るまでずっと、「宮本佳長」という名前のこの息子を認知していない。
次男は父のクローン
小泉進次郎氏
小泉氏が首相を辞めたのには、彼なりの計算がある。人気の絶頂期に決然と身を引いたことで、人々は彼を気にかけ、彼を懐かしむ。更にその後、小泉氏は議員活動からも退くと突然に発表し、自らの選挙区を子供に譲って、有権者の熱意と希望が息子の下に移るように、と考えた。
自分が首相の座に執着するより、できるだけ早く選挙区の地盤を息子に渡すことが大切だと、彼はよく分かっていた。小泉家に受け継がれる政治家の血筋を、自分の代で絶やしてはならないからだ。
2009年に、彼の次男、小泉進次郎氏が衆議院議員に当選したが、その顔立ちや口調は、まるで父親のクローンのようである。
長男のゴシップ