日本の松本剛明外相は中日韓3カ国首脳会議を前にインタビューに応じ、温家宝総理の福島訪問に感謝の意を示した。そして、日本の震災復興や日米同盟関係などについて質問に答えた。
普天間問題は一旦棚上げ
記者:日米関係に関してですが、日本と米国は現在同盟関係を再構築しようとしています。しかし、普天間問題はうまく進展していません。米国では普天間と嘉手納を合併させるべきだとの声が上がっています。松本外相はこの案についてどうお考えですか?日本は普天間基地を他の県に移そうと検討していますか?
松本剛明:日米関係は日本にとって非常に重要です。特に、昨年11月に発生した延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件後、日本は周辺地域の不安定さと日米同盟の重要性を再認識させられました。我々は自らの防衛能力を高めるとともに、日米の安全保障関係と米軍の抑止力を強化しなければなりません。これは日本だけでなく、周辺地域の平和にとっても重要です。普天間問題は重要な課題であり、適切に処理しなければなりません。正直に申し上げると、嘉手納の案は以前、検討されたことがありますが、解決すべき問題が多く、結局は採択されませんでした。
記者:普天間の県外移転が再び議論に上がることはありますか?
松本剛明:我々は現在、昨年5月に米国との合意が成立していたシュワブ移転案を進める方向で調整しています。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月20日