靖国神社参拝を支持 軍事的思想は過激
蒋氏によれば、野田氏は以前、小泉純一郎元首相に質問状を提出。この中で、野田氏は「A級戦犯とされる人たちは戦争犯罪人ではない。そこにまだ戦争犯罪人が祭られているからと言って、それを理由に首相の靖国神社参拝に反対するというロジックは理解できない」と明言している。
鳩山由紀夫氏は組閣に当たり、野田氏を防衛相に就任させるつもりだった。だが当時、野田氏は出版した著作の中で一貫して日本は「集団自衛権」を行使できると主張、民主党内と連立政権内に議論を引き起こしたことから、就任できなかった。
科学技術政策ワーキングチームの座長を務めていた間、野田氏は、日本は宇宙の軍事利用ができると主張したが、これは政府の従来の主張とは異なる。日本政府に早急に副大臣クラスの「宇宙庁」を開設するよう提言。また、日本は「安全保障基本法」と「緊急事態法」を制定すべきだと積極的に主張した。
「穏健派」人物ではない 中日関係に影響も