台湾省の経済日報はこのほど、2008-09年の大型政策出動により金融崩壊と経済低迷は回避されたとはいえ、米国経済は依然として「失われる10年」へと向かいつつある、と指摘するローレンス・サマーズ元財務長官の論評を掲載した。
では今、どうすべきなのか。金融危機最大の“風刺”は、過度の信用と貸借、支出がもたらしたものであり、ただ、それらが質的に向上されれば、解決できる。
国の経済政策の核心となる目標は、信用と貸借、支出を立て直すことであるはずだ。そこに到達できなければ、その他のふだんは効果的で吸引力にあふれる政策にしても、最終的に無駄となり、功は奏さない。
われわれは現在、修復を遅延させあるいは基盤施設を更新するのは誤った措置であることを認めなければならず、これに反して、10年物の公債利率が3%に至らない内に、また、建築業の失業率が20%に迫るこの時に基盤施設投資を拡大すべきである。