投資家や経済学者は、日本が3月11日の東日本大震災の苦難から再生し、以前より強くなろうとするなら、外国製品、労働力に大きく門戸を開放し、規制緩和、電力業界の再編、財政改革や家庭に有利な政策を採る必要があるという。
今度の震災は日本が第二次大戦以来直面した最大の危機だが、ある面から言えば20年間停滞する経済、揺れ動く政局からこの国が抜け出す好機到来とも言える。
ロイター社主催の日本再建に関するフォーラムで、会議の出席者の考えは絶え間なく提示されたが、会議の全体的な雰囲気は日本の政治家が目の前のチャンスを掴もうとしないことへのなんともいえない苛立ちだった。
現在日本は震災から3ヶ月あまりが経過し、政権党である民主党と野党が政策面において、深刻で、でたらめなこう着状態にある。野党は法案の通過を阻止し、菅おろしを迫る。菅首相は首相の地位にできるだけ長く居座ろうとして、法案通過しようとする。