岩手県平泉町の中尊寺金色堂を訪れた観光客 6月25日午後。(共同通信)
日本の共同通信社によれば、フランスのパリで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は、現地時間25日、日本政府が推薦した「平泉」(岩手県平泉町)を、世界文化遺産に登録することを決めた。ユネスコの諮問機関は「世界遺産にふさわしい普遍的な価値がある」と認め、以前から文化遺産として登録を勧告していた。
「平泉」は2008年にも推薦されていたが却下されていた。今回は対象遺跡を限定し「浄土思想」を表現している金色堂や、有名な中尊寺などを再申請した。「平泉」は日本の東北地区で初めての世界文化遺産となり、東日本大震災の再建復興に携わる被災者を励ますとともに、観光業の新興などによい影響を及ぼすものと期待される。
これで今回の世界遺産委員会で世界自然遺産に登録された、東京の小笠原諸島を含め、日本には12ヶ所の文化遺産、4ヶ所の自然遺産が登録されたことになり、あわせて16ヶ所の世界遺産を擁することとなった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月27日