中日両国の社交文化において、タバコと酒は欠かすことのできない役割を果たすと同時に、成人の生活習慣の一部となっている。日本新華僑報サイトが報じた。
日本のネットリサーチ企業はこのほど、中日両国民の飲酒・喫煙習慣についての調査レポートを発表した。その結果、中国人は日本人よりもタバコと酒を好むことが明らかになった。調査対象は中日両国の満20歳以上の成人ネットユーザーで、男女各500名を調査した。
飲酒習慣の調査によると、1カ月に1回以上飲酒する中国人の比率は76.4%に達し、日本人は61.2%であった。また中日両国で女性より男性の方が飲酒を好む傾向があり、40歳以上の飲酒の頻度が高めであることが分かった。
飲酒量の調査によると、日本人の4割以上が、1週間に平均で3~4回以上飲酒することが分かった。うち約半数を男性が占め、40歳以上の成人が占める比率は6割弱に達した。中国人の平均飲酒回数は日本人とほぼ同様で、男性が占める比率は約6割、40歳以上の成人が占める比率は7割以上となった。中日両国の20歳前後の若者のうち「よく飲酒する」と回答した比率について、日本は20%未満であったが、中国は40%超となった。
喫煙率の調査結果によると、日本人の67.7%が非喫煙者であるが、中国人の場合は52.4%のみだった。日本人の喫煙者数は男性が女性を大きく上回り、中国人も男性が中心だった。また日本人では毎日「11本以上20本以下」喫煙する人が47.0%で最も多く、中国人は毎日5本以下が49.2%で最も多かった。
禁煙について、大半の日本人はタバコ価格の上昇、および喫煙場所の減少を主な理由としている。一方で中国人の場合は、家族からの説得やライフスタイルの変化が主な理由となっている。また、喫煙に関して、日本人は喫煙場所に関するマナーを気にする人が多いが、中国人は受動喫煙と吸殻の始末を気にする人が多かった。
「人民網日本語版」2011年6月29日