NHKが4日、ロシア政府が北方領土(ロシア名:南千島群島)にある農場における中国労働者雇用を認可し、労働者6人が3日午後国後島に到着したと伝え、日本は北方領土で第三国と関係する経済活動を容認できないと報じた。ロシアメディアもこの件を明らかにした。
ロシア紙は4日、国後島の指導者ソロムコ氏の話として、ロシア国籍を取得した華人農場主が中国人労働者5人を雇用したと伝えた。この5人は、ロシアの合法的な入国ビザ及び南千島群島(国後島)に入るパスポートを取得している。
日本政府は、第三国と関連する経済活動は、ロシア政府の主権主張に合法的な根拠を認めることになるので、断固反対すると表明したと、NHKが報じた。
日本の非難に対し、ロシアのサハリン州の官僚は4日、ロシアの法律では南千島群島(北方領土)はロシアのほかの地域と変わりがなく、中国人を雇用することも合法だとコメントした。今春、同州の代表団が中国を訪問し、農業を含む中国の北方領土への投資誘致を招聘。日本は当時、強烈な反対の意を示していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月6日