放射性物質を含む飼料を食べた牛が、福島県で新たに87頭見つかった。これらの牛は屠殺処理され、すでに市場に出回っているという。台湾「中広新聞網」が報じた。
福島県によると、畜産農家5軒が飼育する肉牛87頭が、放射能に汚染された稲わらを食べたことが明らかになったという。これらの牛は、東京およびその他4県の屠畜場で処理され、牛肉は各地の市場に入り込んだ模様で、各地担当部門は流通経路の追跡を急いでいる。
今年3月に発生した東日本大震災の影響で、東京電力福島第一原子力発電所で放射能漏れ事故が起こった。福島県の衛生部門関係者はこのほど、農民から収集した飼料が放射能物質に汚染されていることを発見、検出した放射性セシウムは基準値の378倍に達した。
「人民網日本語版」2011年7月18日