日本女子サッカー優勝の反響

日本女子サッカー優勝の反響。

タグ: 日本女子サッカー

発信時間: 2011-07-21 09:17:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

この新聞の公表数字によると、日本では統計で確認できるサッカー女子選手は3万人、アメリカでは300万人なのに、中国では400人だということである。さらには中国のサッカー主管部門の重視の欠如を指摘する向きもある。

中国は北京オリンピックで金メダル総数がトップとなり、広州アジア大会でも、非オリンピック種目を除いてもトップに立つことができた。これは中国のスポーツ界の長年来の夢がついに実現したことを意味する。私自身もこんなに早く実現できるとは思っていなかった。これは国民全体にとって喜ぶべきことであるが、正直に言って、私には心配事がひとつあった。つまり、心理学で「燃えつき症候群」というものがあるが、ある目標を達成したことで、次の目標が見つからなくなり、「うつ」の症状が現れることである。さいわい、中国スポーツ界は「スポーツ大国からスポーツ強国へ」というキャッチフレーズを打ち出して次なる目標に向かって前進しようとしているが、この一年間に、プロ女子テニス全仏オープンでの李娜選手にトップ受賞があり、かなりの盛り上がりがあったが、今回の日本女子サッカーの1位獲得はある意味で外部からの「ショック療法」になるかも知れない。

しかし、私見であるが、中国のスポーツ界は二つの、目に見えない新しい課題に直面していることに早く気づくべきである、と考えている。

1つは、社会の風潮の変化である。中小都市や農村部は別として、大都市では若者たちの趣向が変わってきていることだ。私の知る限り、大都市の経済的に少しゆとりのある家庭では、子供にピアノや外国語の勉強をさせて、子供たちに「ホワイトカラー」としての人生を送らせたい、とする傾向が目立っている。外国人留学生が多数中国に来て民間の外国語学校の教師になっており、中国の中学生の中にはかつての大学の外国語学部の学生より上手に外国語を習得している子もいる。テレビの英語番組でネイティブそっちのけの英語を使っているキャスターもいる。大都市では高校の段階から欧米へ留学している子も多数いる。こういう風潮の中で、子供たちを女子サッカーとかいうスポーツ種目に興味をもたせ、それに打ち込ませることは生易しいことではない。

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