河野洋平元衆院議長を団長とする日本国際貿易促進協会2011年度訪中団が27日から29日までの予定で甘粛省を訪れ、新エネルギー建設を視察しており、同省と協力取り決めに調印した。
甘粛省を訪問しているのは訪中団のメンバー32人で、三菱重工、日立、三井、東工コーセンなど世界的企業の幹部ら。これは国貿促会の第37次訪中団で、メンバーは甘粛省の状況や投資環境、ビジネス・流通、対外経済・貿易政策などを詳しく知ることを目的としている。
今回の甘粛視察について国貿促会長でもある河野氏は次のように語った。▽日本の大震災と甘粛の土石流などの災害で、互いに力強く支援し合い、双方の友誼が一層深まった。▽中国の産業が徐々に内陸に移転し、西部のインフラ整備が急速に進んでいる。中国内陸部の発展を日本政府と経済界は注目している。特に甘粛は生態系保護と新エネルギー産業の発展が印象深い。訪中団のメンバーは早くから中国と協力しており、甘粛との協力のチャンスがますます大きくなることを希望している。
中国国際貿易促進委員会甘粛分会と日本の国貿促は友好協力を強化する取り決めに調印した。甘粛で訪中団は敦煌の太陽光発電基地や敦煌研究院、莫高窟を見学する。
(新華網日本語=中国通信社)より 2011年7月29日