第26回夏季大学生運動大会で体操女子個人総合の銀メダルに輝いた日本選手の山岸舞さん。試合後に行われた記者会見で、一言ごとに涙が止まらず、場内の注目を集めた。山岸選手は涙をこらえながら、以下のように話した。
「銀メダルを手中にできたのは非常にうれしく思っています。思いがけないことでした。今年3月11日、日本で発生した大震災と津波で日本国内の状況は確かに大変でしたが、世界各国の支援を得て私たちも、体操選手だけではなく、サッカーなどほかのチームも、ずっと試合を通してよい成績を残し、日本人を励まし、痛みを少しでも軽くしたい、日本の再建に少しでも力ないなりたいと思ってやってきました。先日、日本女子団体体操チームは金メダルを獲得でき、今日私は銀メダルを頂いて本当にうれしく思っています。日本ができるだけ早い復興ができるようにと祈っています。相手もとても強いですが、チームメイトと気持ちを一つにして、近く行われる東京体操世界選手権で、第1位が取れるようにがんばりたいです。」
日本体操協会の藤井俊明さんによると、東日本大震災はすでに過去のことだが、日本人にとって忘れられない悲しい記憶だ。被災地以外に住む国民も今回の大震災は恐ろしい出来事だったし、今でも一人一人の日本人の心は静かに痛みを感じている。日本のスポーツ選手は、山岸さんだけではなく、全員が痛みを力にして、自分の努力を通じて日本を励ましたいと思っていると語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月16日