台風12号が直撃した和歌山を訪問 復旧作業進む

台風12号が直撃した和歌山を訪問 復旧作業進む。 破壊された家屋、横転した自動車、断裂した道路、音を立てて飛ぶ救援ヘリ。大型の台風12号は4日、日本の和歌山県、奈良県、三重県などを直撃し、53人の死者と54人の行方不明者を出した。記者は7日、最も深刻な被害を受けた和歌山県那智勝浦町で、今回の自然災害の巨大な破壊力と緊迫した復旧作業を目の当たりにした…

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発信時間: 2011-09-08 16:03:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

破壊された家屋、横転した自動車、断裂した道路、音を立てて飛ぶ救援ヘリ。

大型の台風12号は4日、日本の和歌山県、奈良県、三重県などを直撃し、53人の死者と54人の行方不明者を出した。記者は7日、最も深刻な被害を受けた和歌山県那智勝浦町で、今回の自然災害の巨大な破壊力と緊迫した復旧作業を目の当たりにした。

那智勝浦町は那智山の麓にあり、川沿いにいくつかの町が建っている。下流域では道路の片側が崩壊し、アスファルトが川の中に積み重なり、澄んでいた水をにごらせている。救援隊は災害後すぐに町内に繋がるこの「生命線」を通行可能にし、救援車両を次々と内陸の被害の深刻な地域へと進めた。

記者が川沿いを行くと、巨大な岩が川の中に積み重なり、さらには住宅の玄関まで流された岩もあった。ある学校の運動場では、流された土砂がすねに達するほどの深さに達していた。警察官、消防隊員、自衛隊員が迅速に撤去作業を進め、電気工事車両が急ピッチで復旧作業を行う様子は、半年前に起きた東日本大震災を連想させる。

54歳の尾山大咲さんと夫は、那智勝浦町に家を借りて9年になる。4日朝3時頃、2人は耳をつんざくほどの雷の音と犬の鳴き声で目が覚めた。「最初は地面と山が揺れるような激しい振動を感じ、地震かと思った。あとから家に水が入り混み、じきに腰の辺りに到達すると気づき、急いで山の上に向かって逃げた。深い水の中を進み、夜のうちに山を越えて近くの串本町にある実家に戻った」と、尾山大咲さんは当時を振り返る。

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