あるメディアが日本のアマチュアバスケットボールを視察してため息を漏らした。日本人は注目されていようがいまいが、何事もおろそかにしない。それを人生の美学ととらえている。バスケに対しても同じだ。バスケで勝負を争うのではなく、バスケをいかに追究するかを楽しんでいると。
日本は学校でバスケが盛んな他に、米国、カナダ各地の高校、大学に見込みのある若者を数多くバスケ留学させている。彼らは将来日本のバスケットボール界を背負って立つ人材となる。
リーグ戦に関しては、サッカーのJリーグの成功例に学び、民間機構に所属するため、独立性を備え、ナショナルチームの集中トレーニングや試合に影響されることがなく、長期的な安定を維持し、クラブと選手のプロ性を確保している。
確かな基礎とリーグのバックアップにより、日本はまだ中国と肩を並べる力はないが、確実に良好な発展の軌道上にある。彼らの進歩は、一人の天才プレーヤーではなく、方法と体制からきている。こうした目先の利を求めない態度、科学的かつ厳格な姿勢を 我々も学ぶべきではないだろうか。