29日夜に打ち上げられた「天宮1号」の打ち上げに、日本メディアは強い関心を示している。
「毎日新聞」は、「天宮1号」の打ち上げ成功は、宇宙ステーション計画を国家発展戦略の重要プロジェクトに掲げる中国にとって、新たな段階を迎えたことを意味すると伝えた。また、中国が独自開発した「天宮1号」は、宇宙開発分野での影響力を強める助けをすると見ている。報道によると、一国が単独で宇宙ステーションを開発すれば多額の費用がかかり、過去の前例を見ると、旧ソ連が1971年、米国が1973年に成功させただけである。現在の国際宇宙ステーションは日本、米国、ロシアなど15カ国が共同開発、使用している。ところが、中国は独自開発という道を選んだ。
共同通信社は、「天宮1号」の打ち上げ成功は中国の有人宇宙船技術の開発における重要なステップで、宇宙開発技術はこれにより大幅に加速すると見ている。報道は、国慶節の直前にあたり、打ち上げ成功は国威を発揚する役目を果たすとした。また、NHKも「天宮1号」の打ち上げ状況に関心を示し、打ち上げ成功で中国は宇宙開発技術の進歩を世界にアピールしたと伝えた。そのほか、「毎日新聞」、「読売新聞」、「産経新聞」、テレビ局数社も報道を通して「天宮1号」の情報に関心を寄せている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月30日