孫文の在日筆談メモ、中国で初めて公開

孫文の在日筆談メモ、中国で初めて公開。 孫文の日本での筆談メモを収録した「宮崎滔天家蔵―日本からの中国革命文献」が先ごろ、北京で刊行された。8日北京の宋慶齢旧居で行われた発売式で、これら孫文の貴重な筆跡のフォトプリント(画像印刷)が初めて国内で一般の人々の目に触れた…

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発信時間: 2011-10-09 11:46:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

孫文の日本での筆談メモを収録した「宮崎滔天家蔵―日本からの中国革命文献」が先ごろ、北京で刊行された。8日北京の宋慶齢旧居で行われた発売式で、これら孫文の貴重な筆跡のフォトプリント(画像印刷)が初めて国内で一般の人々の目に触れた。

同書は中国宋慶齢基金会研究センターが監修、人民美術出版社が刊行した。宮崎滔天の遺族が収蔵していた39点の筆談遺稿のフォトプリントを収めており、その中には孫文と宮崎滔天の筆談遺稿18点が含まれている。このほか、孫文が宮崎滔天に宛てた書簡20通、滔天の遺族が所蔵していた過去の写真若干枚とその他の関係書簡も収録されている。

中国革命を達成するため、孫文は何度も日本に亡命した。1897年、宮崎滔天は孫文と知り合い、その後孫文と中国の民主主義革命を強く支援する日本の友人の一人となった。滔天は日本人に中国の革命を積極的に宣伝するほか、中国の革命関係者の連絡係を務め、彼らを全力で援助した。孫文と宮崎滔天は言葉が通じないため、しばしば筆談形式によって中国革命の戦略・戦術問題を探るほかなかった。激動する時局のため、大部分の筆談資料は廃棄されたが、少数が滔天によって故郷に送られたため、保存できた。孫文は宮崎滔天の中国革命に対する誠意に感動し、「推心置腹」(心を推して腹に置く。心を許し合うの意)の4文字を揮毫して贈っている。

中国宋慶齢基金会の李寧・秘書長は次のように語った。孫文と宮崎滔天の深い友情は中国革命の発展に重要な役割を果たすだけでなく、中日両国の子々孫々の友好の基礎を築いた。滔天の遺族が100年間大事に収蔵していたこれらの貴重な文献は、孫文と辛亥革命を研究する重要な史料であるだけでなく、中日友好の歴史の生き証人でもある。

「新華網日本語」より 2011年10月9日

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