写真は10月4日、海中で行方不明者を捜索する岩手県警(資料写真 共同網より)
日本共同社が引用している警察庁統計によれば、東日本大震災発生からすでに約7ヶ月が過ぎたが、大震災と津波による死亡は1万5822人、青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の6県で未だに約3926人が行方不明になっている。最近は海で遺体が見つかる割合が急増しているため、警察は海岸および周辺海域を中心に、更に力を入れて捜索することにしている。
宮城県では9月にあわせて50人の遺体が見つかっているが、現地警察によればこの中の37人は海で作業をしていた漁民が発見したという。また、岩手県で見つかった11人の遺体のうち、10人は海で発見されている。福島県の1人は陸上で見つかった。9月3県で海で見つかった遺体はあわせて47人、全体の4分の3に当たる。
これについて、岩手県の警察は10月4日から、機動隊を派遣して海岸の近くで集中捜索を開始、21日までダイバーが海中で捜査を実施し始めており、ボートから水中カメラを使って撮影することにしている。
その一方、多くの身内を失った被災者も気持ちを切り替えて、市町村役場に死亡届を提出し始めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月10日