だが、この日、中国人たちの観光の楽しさはちょっとした問題にかき消された。東京を出発してまもなく高速道路が渋滞していたので、観光会社はやむなく日本の特別な地理景観を楽しむ部分を取り消した。ひとつ前の予定が終わったら、最後の二時間はすべて買い物に当てるというのだ。しかも、車上で日本人のガイドが説明したことを、中国語通訳がこのことをよく説明していなかった。1日の旅行が終わって、中国人たちはまったく観光したところの状況について理解できなかった。随行した日本人ガイドと中国語通訳はスケジュールと安全について注意事項を説明した後、何も話さなかった。
日本は今「平成の開国」にあるという人がいる。ここでいう「開国」は国の門を開けることを言うのではなく、思想の開放や考え方の変化を指し、国際化を促すことに他ならない。最近、中国人観光客に接する販売業はサービス方式の考え方を変えようとしているところが増えている。すべては顧客の要望から始まり、顧客の利益を重視する。