日本の共同社によれば、11月9日、法政大学の大学院生が日本の47都道府県の幸福度ランキングを発表した。平均寿命、出生率、完全失業率、犯罪件数など40項目の社会経済統計を基準に算出したもの。トップは福井県で、未婚率が低く、出生率が高く、身障者の就業率、正社員就業率が高く、犯罪率が低いなどで評価された。
一方、最下位は大阪府。主に保育所定員比率の低さ、治安の悪さが妨げとなった。
2位につけたのは「豊かで独特な自然環境と、趣味娯楽に使える時間の長さ」が好評だった富山県、3位は「失業者が少なく、弱者に対する政策が行き届いている」石川県だった。北陸3県がトップを独占した。
法政大学の10名の社会人大学院生は、今年4月から半年をかけて統計を行った。今回の統計は2010年の調査データが基になっており、東日本大震災による変化は反映されていない。指導を担当した坂本光司教授は、「今回の統計は都道府県の順位付けが目的ではなく、各地の行政府に当地の長所や短所を把握して地域づくりをしてもらうため」と語っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月10日