日本の航空自衛隊那覇基地のF15戦闘機が今年7月、沖縄本島周辺の東海海域に墜落した。共同通信社の11月9日の報道によると、空自は、強い重力加速度を受けてパイロットが意識を失ったことが墜落の原因だとする調査結果をまとめた。
空自によると、強い重力加速度を受けてパイロットが気を失ったケースは、過去10年で4回あった。事故で死亡した川久保裕二2等空佐は7月5日午前、飛行訓練に参加するために他の2機の戦闘機と共に那覇基地を出た。その後、3000メートルの高さから回旋しながら急降下した。そのときの強い重力加速度で気を失ったという。しかし、パイロットが突然の病気で意識を失った可能性があるとの見方もある。
報道によると、空自がフライトレコーダーを解析したところ、エンジンや操作システムに異常は見られなかった。パイロットが意識を失ったことが原因で航空自衛隊の戦闘機が墜落したのは今回が初めてである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月10日