劉依蒙さん(左一)と団長ら会場にて。岩楯嘉之撮影
中国の舞踊を披露する高校生たち。岩楯嘉之撮影
「日本僑報」によると、11月9日午後、東京都港区品川グランドプリンスホテル新高輪において、平成23年度中国高校生訪日団第5陣(団長中国教育部高等学校社会科学発展研究センター馮剛主任)396名の歓迎レセプションが、日本側外務省広報文化交流部齋木尚子参事官、山花郁夫民主党衆議院議員、白眞勲民主党参議院議員、主催者日中友好会館 村上立躬理事長、青年海外協力協会 金子洋三会長他関係者、中国側中国駐日本国大使館李春生1等書記官他関係者出席のもと行われた。
代表団は、北京市、河北省、遼寧省、上海市、江蘇省、安徽省、貴州省、重慶市、陝西省の3市6省から選抜された高校生335名と引率者61名で構成され、11月8日から16日まで青森県、埼玉県、東京都、神奈川県、長野県、愛知県、京都府、兵庫県、岡山県、徳島県、鹿児島県に分散して地元高校生や一般市民との交流、高校の授業やクラブ活動への参加、ホームステイ、環境、防災、文化施設等の見学を通して中日相互理解を深め、両国関係に強固な基礎を築くであろう。
一行の中で遼寧省代表の劉依蒙さん、李文心さんは中学1年から日本語を勉強しているとのことで流暢な日本語で話しかけてきた。特に劉依蒙さんは日本僑報社が主催する第7回「中国人の日本語作文コンクール」(2011年)に参加し、今回は残念ながら選に漏れたが次回再度挑戦すると、明るい顔で決意を語ってくれた。そして、将来日本の大学に留学したいと希望を述べた。
未だ景気の回復、関東、東海、東南海で発生する可能性の高い地震、放射能汚染問題など先行きに不安を抱えている日本に、隣国中国の若者が将来の希望の地として選んでくれたことは、日本の復興に大きな力を与えるであろう。(岩楯嘉之)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月11日