▽ダイヤの婚約指輪は「写真」 女性は感極まり紅潮
機内放送が流れた後、日本人青年はダイヤの指輪の写真をポケットから取り出し、女性の傍に差しだした。日本語でプロポーズの言葉を受けた女性は、一瞬顔を紅潮させたが、すぐに写真の「婚約指輪」を受け取った。
この日本人男性は大久保さんといい、瀋陽出身の女性の名は蘇平さん。
大久保さんは、ダイヤの指輪は注文中ででき上がっておらず、仕方が無いので写真で間に合わせたが、気持ちは同じだと話した。
その後、乗組員は赤ワインを振る舞い、乗客たちは一緒にカップルに祝杯を挙げ、男らしく堂々とプロポーズした大久保さんの勇気に拍手を送った。拍手が響くなか、蘇平さんは真っ赤になって大久保さんの抱擁を受けた。
蘇平さんが乗組員に話したところによると、今回は故郷の瀋陽に彼と二人で帰省するところだったが、彼から機内でプロポーズをするなど思いもしなかったという。
2人は、高揚した気持ちがやや落ち着くと、乗務員チームに中国語と日本語で感謝の手紙を送った。手紙には「乗務員と乗客の皆さまが私たちに祝福をして下さったことは、一生忘れられない大切な思い出となりました。皆さまに心から感謝いたします」と書かれていた。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年11月15日