婚活する僧侶
日本の少子化は各方面に影響を与えており、僧侶ですらその例外ではなくなっている。最近、あるメディア報道が各界の注目を集めた。日本の僧侶が後継者を絶やさないために、婚活ブームの中に飛び込むことになったのだ。
日本の仏教は独特なところがあり、肉や魚を食べることができ、結婚もできる。個人の所有となっている寺院もあるため、世襲の跡継ぎが必要になり、「後継ぎ問題」が生じる場合もある。近年、日本全国が少子高齢化の問題に直面しており、寺院も例外ではない。そのため、僧侶たちはお見合いパーティーで公明正大に花嫁探しをするようになった。
先日、東京のお台場で僧侶のお見合いパーティーが開かれた。日本で有力な宗派の一つである日蓮宗の関係者によると、このお見合いパーティーは寺院所有者の子どもや孫にあたる男性や後継ぎではない僧侶、寺院を継ぐ必要のある女性のために準備され、僧侶と結婚したい信徒も参加することができる。
当日、お台場にあるビルの30階に51人のスーツ姿の僧侶が集まり、司会者が彼らを一人一人その場に集まった女性たちに紹介した。
日本のメディアの報道によると、実は僧侶は日本ではかなりの高所得者層であるが、女性と接する機会が多くないため、お見合いパーティーという形でマッチングする必要があるそうだ。そのため、お台場のお見合いパーティーはとても人気があった。
お見合いパーティーに参加した女性の動機も様々だ。ある愛知県から参加した24歳の女性は「私の父親は住職で、私には3人の姉がいます。私はお寺を継いでくれる男性を探しています。」言っていた。また、別の37歳の女性は「もしもお寺を持っているお坊さんと結婚すれば、会社員と結婚するのと違って、会社が傾いて夫が失業する心配をする必要がない」とインタビューに答えていた。
ロボットが労働力に
少子高齢化の影響は、僧侶の跡継ぎ問題だけではなく、好奇心旺盛で発明好きな日本人が、様々なロボットを発明し、ますます深刻になっている少子化と労働力の不足に対応するという現象にも表れている。それはロボット市場の競争を生み出しているほどだ。
ホンダのロボットは高い物体識別能力を持っており、道具や家具を識別しながら掃除をすることができ、動作ミスがあった場合には自ら修正することもできる。「一般的な家事をこなすことができ、少子化の時流に対応している」とホンダの担当者は述べている。
アメリカを模範に移民開放して高齢化を解消
他の先進国同様、アメリカも高齢化問題に直面しており、専門家の指摘によれば、アメリカは移民開放のシステムを保持することによって、労働力不足の問題を緩和し、日本やドイツのような深刻な局面に至らないという。
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「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月19日