高木直子「ひとりぐらしも5年目」、 東京の「蟻族」ライフ

高木直子「ひとりぐらしも5年目」、 東京の「蟻族」ライフ。 150センチメートルの小柄な容姿。人様に誇れるような学歴もなければ、何のツテもコネも繋がりもない。24歳になったその年、それまでの自分を変えたいという一心で、地方から大都会・東京に飛び出した平凡な女の子の話だ。賃貸マンションの狭い一室を借りた。都心からずいぶん離れている…

タグ: イラスト エッセイ 蟻族 東京

発信時間: 2011-12-01 14:58:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

主人公の女の子は、この「ひとりぐらしも5年め」の著者・たかぎなおこだ。このコミックエッセイは、気楽だけどときにちょっぴりせつない、そんな筆者の日常生活を綴ったものである。孤独やわびしさと向き合う一人暮らし。決して楽しいばかりではない。でも筆者はあえてその悪戦苦闘ぶりをシンプルかつコミカルなタッチで描いている。楽観的で天真爛漫、切り替えが早く打たれ強い、現実の辛さや不安をあっさりとかき消す筆者の生き様。この本が売れている理由は、筆者のそうした前向きな態度にあるのだろう。

たかぎなおこは今、アジアで最も人気のあるイラストレーターである。ネット上では顔出ししておらず、マスコミの前にもほとんど現れないらしい。自分の経験を描いたコミックエッセイには「150cmライフ」「ひとりぐらしも5年め」「ひとりぐらしも9年め」などが出版されており、いずれも売れ行き上々だ。もしかすると読者は、ちびならではの悲喜こもごもが感性豊かに描かれた主人公の姿に、自分を当てはめて読んでいるのかもしれない。

天才でもなく、大都会にたくさん転がっている「何者かになりたくて悪戦苦闘している平凡な若者」達はみな、地球上の「蟻族」なのだ。150センチメートルの小柄な主人公のように、自然の成り行きに任せ、今の生活を大事にし、他人の指示を受けず、自分のやりたいことをやれれば、もうそれで十分幸せな人生だと言えるのではないだろうか?

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月1日

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