日本のサッカーをW杯16強まで導いた岡田武史監督が杭州側との契約に調印したことなどをめぐって、東京都内で記者会見した記事が12月17日の朝日新聞に掲載されていた。
岡田氏は杭州緑城に「ポテンシャルと可能性を感じている」と語っている。
私は一サッカーファンに過ぎないが、中国のサッカーチームが日本から監督を招請したことに、新たな可能性を感じ取っている。もちろん、これまでの中国はスペインやブラジル、アルゼンチンに興味を示して来たが、アジア人に適した育成の仕方を編み出すことに新しい可能性があるのではないか、と見ている。もちろん、岡田氏はパイオニアとしての苦労を味わうことになるかも知れないが・・・・・・。
一部の人の間では、「反日感情」が存在するかもしれないという地に乗り込んでいくことはどうか、というものもいないわけではないが、これは杞憂に近いと思う。中国人は日本人そのものに反感はもっていない。私の体験では、かつて旧日本軍として中国に来ていた人の中にも、その後、日中の相互理解のために尽くした人が多数いることも知っているので、この点は心配はないと思う。現に中国の大都市のさまざまな分野で数多くの日本人が働いていることも知っている。日本のスポーツ界にもかなり中国に対していろいろな面で協力してくれた人がいる。