日本の農産物輸出に影を落とす原発事故

日本の農産物輸出に影を落とす原発事故。

タグ: 日本の農産物 輸出 原発事故

発信時間: 2012-01-13 11:01:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国商務部公式サイトに最近、「日本の東日本大震災での原発事故の影響で、2011年1月から10月までの日本の農産物輸出額は3644億円と前年同期比8.2%減少した」という記事が掲載された。現時点で44カ国・地域が日本農産物の輸出規制を行っており、完全に解禁しているのはカナダとチリの2カ国のみという状況だ。

日本から輸出される米の70%は中国で販売されており、輸出規制の影響で2011年、新潟県の米輸出は22トンと前年比で79%減、栃木県で123万円と前年輸出額のわずか18%にとどまった。しかもすべて2010年産の米だ。茨城県は毎年中国、タイ、ベトナムに冷凍サバ1万トンを輸出していたが、2011年对中輸出は完全に停止、タイ、ベトナムへも条件の厳しさから大幅に減少した。青森りんごは、中国台湾省の貿易商の招待で台湾メディアが訪日したり、青森県知事が中国台湾省でプロモーションを行うなどの努力が実り、2011年11月の台湾地域向け輸出は1809トンと震災前に戻したという。

日本政府は、2006年に2013年には農産物輸出を1兆円にする目標を立てていたが、先行き不安な世界経済の影響で2008年にこの目標の達成を2020年に変更している。2010年の輸出額は4920億円と同期比で10.5%増加、この速度で順調に推移すれば2017年には目標が現実となるところだったが、福島原発事故が日本の農産物輸出にまた歯止めをかけたことで、日本政府は目標の見直しを余儀なくされている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年1月13日

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