静岡の人が教えてくれたのだが、大多数の日本人は一生のうち少なくとも4回和服を着るという。七五三、成人式、結婚式、葬式である。
日本の女性にとって和服を着るというのは、ある種の象徴的なものだ。たとえば3歳の女の子が初めて和服を着ると、まるで和服に着せられているように見える。大人に連れられて神社にお参りするのは、子供が立派に成長してほしいという父母の期待がある。7歳になると、同じように和服を着て神社に行くが、そのときには大人っぽい雰囲気になっており、成長したことがよく分かる。
その後20歳の成人式になると、女の子たちもすっかり美しい女性になる。成人式は、2000年から1月の第2日曜日に改定された。成人式の当日、市役所では20歳の男女のために成人式を開催し、彼らに証書を与える。これは、彼らがこの日から成人になったと同時に、今後は家から独立し、社会的責任と義務を負うことを示すものである。