在日中国語紙「日本新華僑報」は17日付の論説で、ある中国人が日本の国会で唯一の華人議員、蓮舫氏の大臣解任後の感想を記した。北京のホワイトカラーと同様、バッグを背に颯爽と歩く姿に、閣僚の姿はなかった。論説の要旨は下記の通り。
年が明け、日本の政界に激震が起こった。最年少の女性大臣---蓮舫氏が解任された。報道によると、44歳の蓮舫行政改革相の職務解任の最大の理由は、「不倫」疑惑という。
蓮舫氏は日本国会唯一の華人議員。台湾出身の父を持ち、東京で生まれ、高校在学中に日本国籍を取得した。二人の子どもには中国の名前、長女に「翠蘭」、長男には「琳」と名付けた。蓮舫氏は「華人議員として、日中両国の友好と協力の推進に努力したい」と語ったことがある。
筆者は昨年8月、北京で開催された第7回北京-東京フォーラムの際、蓮舫氏とすれ違ったが、非常に穏和で、物腰が低く感じられた。ひとりの女性大臣として「最高レベル」にまで上り詰めたが、依然これほど若く、北京のホワイトカラーと同様、バッグを背に颯爽と歩く姿に、閣僚の姿はなかった。
記者会見で「蓮舫さんほどお若く美しい方は珍しい。ところで、日本は第二次大戦で中国に敗戦したことを認めると思われますか?」との質問に対し、彼女の答えは印象深かった。「日本は第二次大戦で中国を含む多くの国に敗戦しました。戦争について、日本政府の解釈は侵略戦争であり、これは疑いありません」。
「人民網日本語版」2012年1月18日