日本の民間シンクタンク「日本国際フォーラム」は20日、首相官邸を訪れ、野田佳彦首相に対中政策に関する提言を提出した。日本メディアが報じた。
同シンクタンクは提言の中で、「中国は国際的影響力の向上に伴い、相応の責任を負うべきだ」としたほか、「中国から日本が『中国包囲網』を構築しようとしていると受け取られないよう配慮する必要がある」と指摘。また、「日本は海難救助や伝染病予防などの分野で中国と提携し、中国に地域安全保障の枠組みに参与するよう求めるべき」との見方を示した。
提言はまた2010年に発生した日中漁船衝突事件について、「このような事態の発生を二度と許してはならない」と強調、「日本は領土や領海の実効支配および危機対応力をいかに強化するか研究するべき」と指摘した。
「人民網日本語版」2012年1月21日