広州税関が18日に発表した最新統計によると、広東省の日本車輸入は東日本大震災後の低迷を脱し増加傾向に転じており、昨年12月までに、同省に陸揚げされる日本車数はほぼ震災前の水準に戻った。中国新聞社のウェブサイト「広東新聞網」が伝えた。
同税関によると、昨年3月の大震災の影響で、日本ではトヨタ、ホンダなど一部メーカーの生産が滞り、日本国内の輸送網も大きな被害を受けたため、部品供給不足に陥り、広東省の日本からの完成車輸入は減少した。昨年9月に日本での生産が回復するに伴い、12月の同省の日本車輸入台数は7344台となり、震災影響前の3月(7491台)とほぼ同水準となった。
統計によると、広東省に昨年陸揚げされた日本製完成車は6万2千台、前年比1%増で、輸入車総数の24.4%を占め、ほぼ震災前の水準に回復した。欧州車が14万7千台(同85.4%増)で全体の57.8%と急増したほか、韓国車も2万3千台(同31.5%増)と大幅な伸びをみせた。
「人民網日本語版」2012年1月20日