日本新聞網によれば、1月17日の記者会見で、日本の平野博文文部科学大臣は、福島第一原子力発電所で事故発生後、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の測定データが国民への公開前に米軍に提供されていたことを明らかにした。
平野大臣によれば、昨年発生した東日本大震災をうけ、米軍の被災地支援のため外務省からの要請を受けた文科省は、SPEEDIで測定された放射能データを提供した。すなわち地震発生からたった3日しかたっていない3月14日、すでに米軍はこのデータを受け取っている。文科省は9日後の3月23日になってやっと、福島県民にこのデータの公表に踏み切っている。
平野大臣は社会に対する責任からデータの国民への公開を優先しなかった点について反省している、批判を真摯に受け止めるとコメントしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年1月19日