中国の春暁ガス田
日本のNHKは1月31日、同テレビ局が26日に東中国海の「中日中間線」付近にあるガス田「天外天」(日本名・樫)を航空機で上空から撮影したと伝えた。その映像から、採掘施設の先端から炎が吹き出し、うっすらと黒い煙が上がっていることがわかる。また、よく見ると、一部の区画に作業員の姿も確認できる。これについて日本メディアは、中国側がガス田を単独で開発しているとの見方を強めている。
また、NHKはガス田開発に長く携わる技術者の言葉を引用し、「採掘施設から炎が噴き出ていることだけでは生産段階にあるのかどうか断定できないが、炎や黒い煙を見ると、中国は採掘施設で採掘した天然ガスを燃やしているとみられ、単独で開発を続けている可能性がある」と伝えた。
日本メディアはこれまでに、中国が「天外天」を単独開発しているとの推測を繰り返し行ってきた。これについて中国外交部の報道官は、「日本メディアの報道は中日の東中国海問題をめぐる原則的な共通認識を曲解したものだ。天外天などのガス田は争う余地のない中国が管轄する海域にあり、活動は主権を行使しただけである。中日両国が達した原則的な共通認識にある共同開発を検討中の「その他」海域には、争う余地のない中国の海域は含まれず、双方がこの海域のガス田を共同開発することも話し合われていない」と主張した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月2月