日本の「匠の技」が海外に流出?

日本の「匠の技」が海外に流出?。 中小企業が海外移転を進める中で、日本の経済産業界は製造立国である日本の産業の「空洞化」がさらに進み、失業率が悪化、特に中小企業がもつ「匠の技術」が海外に流出し、製造業における独自の技術や加工能力の強みがなくなり、新興国家との製品競争や技術競争、経済競争が難しくなるのではないかと深い懸念を示している…

タグ: 中小企業 匠の技 技術 海外移転 製造業

発信時間: 2012-02-08 14:14:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2011年、日本は1980年以来31年ぶりの貿易赤字となった。このまま円高と世界的な需要の冷え込みが続けば、今後数年間で日本の貿易赤字は続き、日本経済回復に追い討ちをかけるだろう。

◆中小企業は日本経済発展の礎石

市場競争の熾烈化と円高に持ち堪えられず、日本の5分の1の中小企業が本土を固守する経営概念を打破し、産業の海外移転を進めることで、急激な円高と販路の縮小から新たな道を切り開こうとしている。

製造立国の日本にとって、中小企業は経済成長の礎石であり、日本が良質な製品を生み出す根源で、匠の技は製造王国の「国宝」でもある。数十年間、日本は中小企業がベースの強力な製造力と輸出による貿易政策をとり、世界市場に自動車、消費電子製品、ホワイト家電、半導体部品などを数々輸出してきた。4割以上の日本の大企業が「生産体制において中小企業からのサポートが不可欠」としている。

日本の製造業が毎年創造する付加価値のうち、中小企業の比率が47%を占め、大企業の53兆円とほぼ肩を並べる。日本の東日本大震災後、かなりの中小企業が生産停止に追い込まれ、部品のサプライチェーンが中断、その結果日本の自動車産業だけを例にとっても、日本の各大手自動車メーカーの国内生産台数が6割方減少、欧米などの海外工場も部品欠如で生産停止となった。

◆海外に流出する匠の技

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