◆海外に流出する匠の技
統計によると、日本には中小企業が419万8000社以上あり、日本企業全体の99.7%を占め、従業員数は会社員全体の7割を占める。日本の中小企業小野多くは従業員は数十人程度だが、それぞれが優れた技術を持つ匠で、まねのできない精密な技術と独自の手工技術に長け、製品にこだわり、日本の製造技術の「国宝」であり、この製造大国の技術の底力や原動力といわれる。
中小企業が海外移転を進める中で、日本の経済産業界は製造立国である日本の産業の「空洞化」がさらに進み、失業率が悪化、特に中小企業がもつ「匠の技術」が海外に流出し、製造業における独自の技術や加工能力の強みがなくなり、新興国家との製品競争や技術競争、経済競争が難しくなるのではないかと深い懸念を示している。
◆中日の経済協力向上に期待
在日中国大使館の呂克倹公使はアジア週刊の取材で、「厳しく複雑な情況にあって昨年の日本企業による対中投資は前年比56%増の56億ドルに達した。これは中国の経済成長と改革開放が市場の需要を継続的に促し、中日に多くのビジネスチャンスをもたらしていることを説明している。新しい1年、両国は震災復興、省エネ・環境保護などよりハイレベルな分野での協力を展開し、経済協力の構造転換とアップグレードを推進したい」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月8日