日本がJAXA法改正 宇宙研究の防衛利用が可能に

日本がJAXA法改正 宇宙研究の防衛利用が可能に。 日本政府は14日、「宇宙航空研究開発機構」(JAXA)の設置法(JAXA法)から「平和目的に限る」との規定を削除し、防衛利用を可能とすることを閣議決定した…

タグ: 宇宙 開発 研究 防衛 JAXA

発信時間: 2012-02-15 14:50:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本政府は14日、「宇宙航空研究開発機構」(JAXA)の設置法(JAXA法)から「平和目的に限る」との規定を削除し、防衛利用を可能とすることを閣議決定した。

日本政府は宇宙研究を防衛分野の衛星攻撃兵器(ASAT)開発、偵察衛星や早期警戒衛星の研究開発、ミサイル防衛(MD)の精度向上にまで応用したい考え。

JAXAはまた、国産主力ロケット「H2A」の改良を発表、運搬力を倍以上に高め、大型衛星の打ち上げも可能にし、ビジネス分野の競争力を高める方針。改良後のH2Aロケットは2013年に初打ち上げの予定。

準天頂衛星システムも日本が今後重点を置く分野だ。このシステム開発を通じて日本はA-GPS(アシステッドGPS)を強化するねらい。日本は7基の準天頂衛星を打ち上げ、精確なポジショニング・システムを確立する計画。

日本の宇宙開発利用を強化するため、首相らに意見や勧告をする権限を持つ「宇宙政策委員会」を内閣府に設置する。各省庁の施策を調整する「宇宙戦略室(仮称)」も設置する方針で検討している。

14日に決定した関連法の改正案は今国会に提出され、国会で成立後正式に施行となる。

宇宙開発をめぐって日本は1969年に初の宇宙開発に関する決議、即ち「我が国における宇宙の開発及び利用の基本に関する決議」が成立、宇宙開発を「非軍事目的に限る」と規定した。08年に再び「宇宙基本法」が成立し、「非軍事目的に限る」から「非侵略目的に限る」と解釈を変更した。

JAXAは日本で最も権威のある宇宙開発・利用を基礎にした機構で、総務省と文部科学省の所管になっている。2010年6月、小惑星探査機「はやぶさ」が長い宇宙の旅を終え、7年ぶりに地球に帰還し、人類初となる貴重な小惑星の微粒子(サンプル)を数多く持ち帰った。はやぶさはJAXAの管理下で開発が進められてきた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月15日

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