2012年3月11日に日本は東日本大震災から1年を迎えたが、震災後の復興があまり順調に進んでいないことに、国民は不満を抱いている。しかし、日本は辛抱強く、さまざまな打撃に耐えられる国だといえる。震災後の日本の状態は非常に複雑で、総合評価することは難しいが、1970-80年代の私たちが知っている日本と確かに違うことがわかる。『環球時報』が伝えた。
この違いの一部は、中国の変化によるものである可能性がある。中国はまだ比較的遅れているが、経済規模や多くの産業の規模、さらに産業分野でも日本を超えている。中国の四川大地震後の再建も日本よりずっと速かった。日本は先進的だが、一部の分野のレベルはもはや高くなくなっている。中国は「同じ高さから日本を見る」自信を持つようになった。
今日の中国と日本にはそれぞれ特徴があるといえる。中国は大雑把で、四方で活力を見せている。一方、日本は注意深く発展し、やや元気がない。中国と日本は共に地震の多い西太平洋に位置し、1人あたりの資源量は多くなく、互いに多くの事情を理解している。
日本はアジアで真っ先に台頭し、傲慢になっていた時期もあったが、東アジアの長い歴史の一瞬に過ぎない。アジア一の強国になろうとしている中国は、日本に対する感覚を調整する時期にさしかかったのかもしれない。
中国は「正常」な心理状態で日本を見て、大国、善隣、事物の性質に基づいて得失を論じるという態度をとるべきである。中国は原則を堅持し、衝突時には原則と道理に沿って処理する必要がある。しかし、過剰な連想や、すぐにかっとなったりしてはいけない。このような平坦さは中国の日本と向き合った際の自信、世界的な戦略能力によってもたらされ、四方八方からのもつれや厄介事を処理する必要があり、日本に腹を立てても仕方ないことを示している。大国の寛大さは主観的に構築されるだけでなく、客観的条件による強制もある。
2つの経済国である中国と日本が近づくことは避けられず、互いに尊敬し学ぶという気持ちで近づくことができるが、互いに軽蔑さらには嫌悪の気持ちがあっても同様に近づくことができる。過去7-8年、双方が軽蔑した態度で冷たくあしらうこともよくあったが、貿易額は増え続け、中日は「切っても切れず、整理しても乱れている」という状態だ。