日本が農薬残留基準設定変更、今後2年中国の茶葉輸出に打撃

日本が農薬残留基準設定変更、今後2年中国の茶葉輸出に打撃。

タグ: トリアゾホス,農薬,残留基準,茶葉

発信時間: 2012-03-16 12:37:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本政府が最近発表したトリアゾホスなどの農薬の残留基準設定改定について、アモイ茶葉協会の陳志雄秘書長に確認した。

「現在、この基準変更はまだ公開意見募集段階だが、すでに草案はできており、近い将来実施されると聞いている。この基準が実施されれば、アモイを含む福建省の茶葉輸出産業に大きな影響を与えるだろう。」と陳秘書長は語る。

アモイ検験検疫局の統計によれば、2011年、福建省から日本に輸出されたウーロン茶はおよそ9500トンで総輸出量の75%。うち、アモイから日本に輸出されたウーロン茶は60%—70%を占める。検疫局関係者は日本の“ポジティブリスト制度”で5%の製品が検疫を不合格すれば、日本はこの製品を全面的に輸出禁止にすると解説する。「福建省のウーロン茶の日本向け輸出が全面的に禁止になる恐れがある。」

日本のトリアゾホス残留基準設定は0.05ミリグラム/1000グラムから0.01ミリグラム/1000グラム。EUの基準は0.02ミリグラム/1000グラムとやや厳しい。これまで福建省は欧米向けの茶葉輸出で、複数回トリアゾホスの基準超過で通報されている。

茶葉企業はプレッシャーに戦々恐々

日本政府のこの方針に、アモイを含む福建省の有名茶葉企業から意見が出ている。「私たちも緊張していますよ。実際、私たちの茶葉農場で早くからトリアゾホスの使用を禁止していたといっても、他の農場で使用されたトリアゾホスが水や空気でうちの農場が汚染されないとは言い切れません。今、まさに春茶の茶摘みの季節です。検査を厳しくして、できるだけ基準を超えないようにしなければ。」と厳しい表情だ。

同時に茶葉企業は日本市場からの圧力も感じているという。「日本の今回のやり方は貿易障壁といえるものだ。中国ではトリアゾホスはまだ禁止されていない。水田など農作物に使用されている。日本ではトリアゾホスを製造、使用していないので、日本の茶葉業界は自分の利益を守るためにこの基準を輸出製品に押し付けようとしている。」と不満そうだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月16日

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