中国駐名古屋総領事館の領事官は、19日、日本海上保安庁がこの日、日本漁船に衝突した容疑で中国人船員を逮捕したと公表した。
19日午後、 日本海上保安厅が名古屋総領事館に連絡してきた内容によれば、日本海上保安庁はこの日午前、業務上過失往来危険の疑い及び業務上過失致死の容疑で、中国人船員の李世と王清林を逮捕した。2人はともにセントビンセント・グレナディーン籍の「YONG CAI(ヨンカイ)号」のコンテナ船の甲板員で、4月15日夜、宿直に当たっていたところ、このコンテナ船が日本石川県沖で日本の漁船「第二新洋丸」に衝突した。1人が死亡、1人が行方不明となっている。
総領事館はすでに、日本側に関心を寄せていることを伝え、当事者に対する領事の速やかな面会を要求するとともに、日本側に公平な処理で当事者を人道的に扱うよう要請した。2人は心身ともに良好な状態で、コンテナ船と16人の中国人船員は現在日本の鳥取県に滞在しており、身柄は自由になっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月20日