第4回中日韓文化相会議が4-5日に上海で開催された。中国文化部の蔡武部長、日本文部科学省の平野博文文部科学相、韓国文化体育観光部の崔光植長官が会議に出席した。中国新聞社が伝えた。
本会議で締結された「中日韓文化相会議?上海アクションプラン(2012-2014年)」には、「東アジア文化の都」の選出、海外での東アジア芸術フェアの共催、中日韓首脳会議に伴い開催される文化イベント、無形文化遺産および文化遺産の保護・提携の推進、文化産業の交流・提携の強化等、注目を集める内容が含まれる。
蔡部長は5日に上海で、「中日韓の3国は、悠久な歴史文化を有し、国家間の認識に差が生じている。文明の多様性は世界文明の基本特徴であり、中日韓は世界文明の多様性の保護に向け取り組んでいる。東アジア文化の都の選出もまた、それぞれの個性を残した上で、東アジア文明の共通点を探ることを目指している」と指摘した。
情報によると、中日韓は東アジア以外の地域で、東アジア芸術フェアの共催を検討しており、各国に向け東アジア文化の魅力を伝える。
中日韓文化相会議は、中日韓が文化芸術、文化産業、無形文化遺産、文化遺産等の分野で交流と提携を強化するための、重要な政府間協議の枠組みであり、3国の文化相が定期的に意見交換を行う場となる。
「人民網日本語版」2012年5月8日