23日、国連の世界保健機構(WHO)は報告書を発表、これによれば福島第一原発の放射能漏れから1年が経ち、日本各地の国民が受けている放射能は健康被害が出ないレベルにおちついたという。
この報告書では、昨年の震災と津波、原発事故が起こった福島県では、2つの地域で放射線量が最高で50ミリシーベルトを超えた。このレベルはがんの発生率を増加させる基準である。
福島県の他の地域では、年間放射線量が1ミリシーベルトから10ミリシーベルトの間で、その他の地域ではもっと低い数値だった。
「結論として、日本のほとんどの地域の放射線量は基準値を下回ったといえる。」という。
世界各地の年間放射線量はおよそ年間3ミリシーベルト。報告書によれば、年間放射線量10ミリシーベルトまでは自然放射線量として受容できるレベルであり、通常、地面などで吸収され、密閉された建築物内にたまるという。
だが、報告書では、福島原発周辺の「立ち入り禁止区域」やそこで作業に従事する人々が浴びている放射線レベルについては触れていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月24日