日本の華字紙「新華僑報」ウェブサイトで最近発表された記事によると、仁職であった日本の医療界が、魑魅魍魎が跋扈する魔界に変わり果てたという。日本の病院は患者を医療実験用の「ラット」扱いにしたり、多くの日本の病院で治療に対する責任を負わなかったり。さらに、病院は患者をATMのように考えている。以下は要約。
がんに罹って入院したら、知らないうちに骨髄を使われ実験台にされていた――。最近、日本で最も有名な病院のひとつである慶応大学附属病院を舞台に、ショッキングなニュースが報道された。
雑誌『週刊現代』が先ごろ伝えた報道によると、2011年3月、慶応大学附属病院に在籍する数名の呼吸外科の医師が、肺がん研究のために同病院で治療中の31名のがん患者の骨髄液を抽出していた。もし内部職員の告発がなければ、この事実が漏れることはなかったと見られる。
事件が明らかになったことで、日本社会は騒然となった。日本のメディアはこの傲慢な医療業界に対し躊躇なく「魔界」というレッテルを貼りつけた。実際、日本の医療界の悪行は珍しいものではなく、これまでも様々なスキャンダルが明らかになっている。「魔界」という言葉に誇張はない。
まず、日本の病院は患者を実験用の「ラット」扱いにしている。某医薬品メーカーの営業担当は「週刊現代」の取材に対し、日本は「医薬分離」の体制があるが、多くの病院と医薬品メーカーには様々な密約があるという。病院の医師たちは難病を抱える患者に対し、露骨に何々の薬を勧め、そのリスクも伝える。しかしこのリスクは副作用を指すのではなく、薬が実験段階にあることを指しているのを、医師を信じこむ患者は知らない。医師は薬による効果や反応を定期的に医薬品メーカーに伝えることで、様々な便宜を得ることができる。患者は知らないうちにかわいそうなラットになっているのである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月29日