日本華字紙:患者をATM扱い 日本医療界の暗部

日本華字紙:患者をATM扱い 日本医療界の暗部。

タグ: 日本の医療界,医療訴訟

発信時間: 2012-05-29 09:50:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

次に、多くの病院は患者の治療に責任を負っていない。東京医療センターの南淵明宏医師は「週刊現代」の取材に対し、日本の医療界の規定で、病院内部で“病例検討会”を開くようになっていると話す。病院にとって一番怖いのは医療訴訟を起こされることだ。しかしこの「病例検討会」を行うことで、治療方法について問題が生じても患者は治療した医師本人を訴えることができなくなる。検討会に参加したすべての医師を法廷に送ることはできないからだ。また、「病例検討会」が治療方法を決定する際、参考となるのは患者の病状ではなく、医師の病院での地位や権力である。もしある病院で内科医師の権力が高い場合、患者は外科的措置でなく内科的措置が採られる。逆に外科医師の権力が高ければ、薬で済む病気でも手術台に送り込まれてしまう。

最後に、病院は患者をATMのように考えている。日本全国公私病院連盟と日本病院会の調査によると、昨年、62.3%の病院が赤字の状態にあった。東京の某私立病院で働く匿名希望の内科医師が「週刊現代」の取材に応じ、彼は「病院にとって患者はお金を持ってくる存在である」と臆面もなく答えた。病院で最も歓迎される患者は生活保護を受ける「貧乏人」である。医療費は政府が負担するからだ。次に医療保険のある老人である。1日で終わる治療でも、どうにかして半月かけて治療するようにしている。いずれにせよ老人は病気になりやすいのだ。

現在、日本で人工透析を受ける患者は約30万人いる。そのため多くの外国メディアは日本を「透析大国」と呼んでいる。実のところ、その一番の要因は病院が人口透析を「固定収入」にしていることにある。東京都のある病院の院長は、「患者の中には軽微な腎機能弱化の人もいるが、医師は患者の診断書に『腎機能不全』と記し、患者に人工透析を勧める。透析を1、2回行えば本当に腎機能不全になる」と言う。病院にしてみれば、人工透析患者を何人抱えているかは、ATMが何台あるかに等しいのだ。

仁職と言われてきた日本の病院は、今では魑魅魍魎の跋扈する魔界と化してしまった。この事件が明らかになり、多くの人が魔界の姿を知るようになった。白い巨塔の中には、まだ我々の知らない暗闇があるのかもしれない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月29日

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