中国人ママが日本で体験した「子育てのシェア」
中国人ママが日本で体験した「子育てのシェア」。
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第三に、子供をお年寄りに接触させることで、祖父と祖母の愛情を疑似体験させることができる。
多くの人が祖父や祖母と一緒に暮らすのは不自由だと感じている。しかし実は、彼らがそばにいることで子供は多くのことを学べるし、さらに多くの愛情を受け取ることができる。私の二人の子供は、小さな頃は祖父や祖母がそばにいなかったが、隣に住むおばあさんが子供好きだったので、忙しいときには彼女に子供の面倒を見てもらっていた。老人が子供の面倒を見るときは、若い母親より細かいところまで気を遣ってくれる。それだけでなく、食事も作ってくれたので、私は安心して仕事に励むことができた。その代り、もし自分がおいしいものを作ったら彼女におすそ分けしたり、彼女の身の回りの世話をしたりした。
第四に、子供同士の矛盾を解決するための学習機会がもてる。
子供が集まるのは、それを学ぶいい機会になる。確かに時にはもめたりするが、それは問題を解決するまでの過程に他ならない。一家に子供が一人しかいないこの時代、ママたちはなるべく多くの時間を作って子供たちと遊ばなければならない。子供たちの間で問題が発生したときは、ママは子供たちの安全にだけ気を遣うべきであり、それ以外はむやみに手助けをすべきではない。安全な環境を作った上で、子供たちに自分自身で問題の解決方法を学ばすことで、彼らの集団意識や社交性を育てていくのである。
第五に、母親も友人の輪を拡げることができる。
子供の成長に気をかける以外に、ママたち自身の心の健康にも気をかけるべきである（若いママは育児で休みや気を抜く時間を十分に取れないため、うつ病になったり、産後症候群になったりすることが多い）。一般的に子供を産んだ後、母親は子供から達成感や幸福感を得るが、子供が成長する際、一切が順調に行くわけではない。「子育てシェア」はママたちに多くの友達をもたらし、お互いに頼り合い、悩みを分担するシステムなのである。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2012年6月12日
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