東京都の石原慎太郎知事は12日、釣魚島(日本名、尖閣諸島)購入に向けて「近く調査を行う」と述べ、調査に当たっては上陸する意向を示した。中国国営ネットテレビ(CNTV)が伝えた。
石原知事は、同日開かれた都議会の代表質問で、購入価格を算定するには現地測量が必要で、「近々、東京自らが船を仕立てて必要な調査を行う」と語った。
来年3月末まで残っている地権者と政府との賃貸借契約に関して、「年度内に売らないと約束しているようだが、年度内、年度明けに縛られることはなく、売る気になったら売ればよろしい」と指摘。
日本政府は「安定的な維持及び管理」を理由に釣魚島への上陸を認めていない。調査に当たり上陸するかどうかについて、石原知事は「地権者との協議にめどが付けば、国に上陸許可を求める」とした。
「人民網日本語版」2012年6月14日