日本政府は7月1日から、富裕層の中国人観光客向けに、3年以内ならば何回でも訪日できる「数次査証(ビザ)」の発給要件を緩和し、現在の沖縄県以外に、岩手・宮城・福島3県のいずれかに1泊する場合でも発給する。北京の夕刊紙、北京晩報が伝えた。
東日本大震災の影響で、東北地方を訪れる外国人観光客は激減。しかし今年に入り、中国人の観光客数が回復しつつある。こうした中、日本政府観光局(JNTO)は今月17日、北京市の繁華街、王府井に隣接するショッピングモールで、山形花笠まつり(山形県)の踊りや津軽三味線(青森県)の演奏を披露して東北の魅力をアピールする「観光キャラバン」を開催するなど、中国人観光客の呼び込みに力を入れている。
「人民網日本語版」2012年6月24日