リサイタル中の島田晴雄学長 段躍中撮影
7月10日、中日国交正常化40年記念として、千葉商科大学学長島田晴雄教授がテレサ・テンの名曲・「月亮代表我的心」等5曲の中国語の歌を中国語学習中の大学生約100名の前で披露し、教員や学生達から高い評価を受けた。日本僑報が報じた。
島田晴雄氏は日本の有名な経済学者であり、5年前、慶応義塾大学教授を経て千葉商科大学学長に就任した。古稀を向かえようとも中国語の果たす役割の重要性をより一層認識し、多忙の中、毎日中国語の学習と中国語の歌の練習を続け、数か月の間に「夜来香」、「何日君再来」、「月亮代表我的心」、「一剪梅」、「我和我的祖国」等5曲の中国語の歌をマスターした。
この度のリサイタルでは、まず同大学中国語研究室主任教授、博士の趙軍氏が歌詞の朗読と解説を行い、その後島田学長が心を込めて一句一句を歌い上げた。中国語の発音と音程は正確で歌声は堂々として情熱的であり、中国人教員と学生からの鳴り止まない拍手喝采を受けた。約30分の中国語歌のリサイタルを終えた後の学生達の反応も良好で、出席カードの裏面には島田学長を称賛する多くの感想が寄せられた。「学長が本当に中国語の歌を歌えるとは思いもしなかった」「学長の歌を聴いて自分も中国のCDを欲しくなった」「学長が率先して中国語を学んでいることは素晴らしく、私たちの中国語学習熱を高めてくれた」。
趙軍教授は、大学の学長が中国語曲のリサイタルを開催したのは千葉商科大学の80年あまりの歴史の中で初めてのことで、大学の中国語教育に新たな一ページを開いたとコメントした。同大学非常勤講師で日中交流研究所所長の段躍中氏は、日本には700校あまりの大学があるが、中国語の歌でリサイタルを開いた学長は今までで初めてだ、と説明する。島田晴雄学長は具体的な行動をもって学生の模範となり、日本人の中国語学習の推進に非常に重要な意義をもたらした。(本田朋子訳)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月17日