生徒を代表して福井県敦賀気比高等学校に留学した済南外国語学校の米淳華さんはホームステイ先で時間管理が出来るようになったことや、言葉使いを丁寧に指導してくれた人、人との心のつながりの大切さを教えてくれた人など滞在中にかかわった全ての人に感謝すると述べた。
秋田県立秋田北高校に留学した東北育才高校の王華一君は、入学と同時にバスケットボール部に入部し、練習の厳しさ、試合で最後にシュートを決めたこと、チームプレーの大切さを学んだことなどを発表した。
昨年の歓迎会では不安そうな顔をしていた生徒たちも、歓送会では全員が自信に満ちた笑顔を見せてくれた。歓迎会で親しく会話した何名かの生徒たち、埼玉県蕨高等学校へ留学した石家荘外国語学校の王珏さんはディズニーランドに行ったこと、鹿児島県立武岡台高等学校へ留学した石家荘外国語学校の廬雨聡さんは指宿で砂風呂を経験したこと、山形県羽黒高等学校へ留学した北京市月壇中学の喬倩倩さんはサクランボを食べすぎてお腹を壊したこと、沖縄県立向陽高等学校へ留学した済南外国語学校の張馳さんは伊江島に旅行したおり沖縄の米軍基地の現状に考えさせられたことなど、皆それぞれが経験した貴重な体験やかかわった人たちとの交流を大切にしたいと話してくれた。若い人たちの民間における心と心のつながりが今の中日両国にとって最も必要とされていることであろう。(岩楯嘉之・NPO中日交流支援機構事務局長)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月23日