米タイム誌(電子版)によると、非政府組織(NGO)「子供を救う会」はこのほど発表した最新報告書で、世界の「児童成長指数(CDI)」ランキングを発表した。子供の健康、教育、栄養状態などが最も高いと評価されたのは日本。スペイン、ドイツ、イタリア、フランス、カナダ、スイス、ノルウェー、英国、オランダが続いた。中国は29位で1995~99年調査より順位を13位上げた。レコードチャイナが伝えた。
同会は数年ごとに同ランキングを発表している。健康、教育、栄養の三大要素のほか、5歳未満の死亡率、就学率、低体重児童の比率などで決定。今回のランキングで日本は「健康、教育、栄養状態のいずれも最高」と評価された。最も低かったのはソマリアで、「子供を育てるには世界で最も不適当」とされた。また、中国の就学率は大きく上昇し、中・重度の低体重率は5%未満、5歳以下の死亡率は20%未満だった。
同報告書はまた、95~10年の16年間に、世界141カ国中127カ国で「三大要素に明らかな改善が見られ、改善幅は平均30%に達した」と指摘。就学率は3割上がり、5歳未満の死亡率は3割下がり、調査国の9割で「健康状態が良くなった」とした。05~10年の1日当たりの5歳未満の死亡数は95~99年に比べて約9000人減り、低体重の子供は約3600万人減少。しかし、栄養状態の悪い子供の数は前の5年に比べて150万人増えた。
「新華網日本語」より2012年8月11日