日本宮城県の地方有力紙である河北新報は、中国東方航空が10月18日から「仙台―上海便」国際定期便、週往復4便が開通したと報道した。
昨年、日本を襲った3•11東日本大震災でテレビを通じ、世界は、仙台空港が津波に呑みこまれる様子を目撃した。今年8月中旬、取材で仙台空港を再び訪れた時、すでにそこは非常に混雑していた。ちょうど日本のお盆の時期に当たり、国内、国際線のチェックカウンターには長い列ができていた。
仙台空港は、日本の東北地域の交通の要所であるハブ空港で、中国の北京、上海、大連、長春間で直行便が就航している。東日本大震災以降、国際線は半年以上も運航中止されていたが、今年7月30日、中国南方航空が仙台―長春間の就航を再開、これまで大震災で中断してた仙台始発の7路線すべてが正常運行を回復した。
仙台空港は「笑顔」で一人一人の観光客を出迎えようと決めているという。実際、取材に訪れた時も、空港周辺の農地はまだ以前のような青々とした様子を取り戻していないものの、津波で破壊された建物のがれきは基本的にきれいになっていた。1階からロビーまでの柱には3.2メートルのところに青い線が書いてあり、当時、津波が到達した場所を示していた。壁には、中国国務院総理の温家宝などの指導者が、被災地を訪問した時の写真が掲げられてあり、「復興しよう、がんばろう東北」などの被災者の感謝と願いが込められた標語が掲示され、被災地復興への信念と希望が感じられた。